― ロッカープリント 西田さん、三木さん ―


今回は、ロッカープリントの摺師 西田さん、マネージャー 三木さんにお話をうかがいます。ロッカープリントのサービスを始めた経緯、株式会社ろっかーとの出会い、そしてお二人の経験してきたビジネスライフや今後の目標まで掘り下げてお話をうかがってきました。


(細川)先日ろっかーさんとお食事させて頂いた機会に、結構色々なお話したじゃないですか。すごく興味深い話が多いなと思いまして。そういう御社の知らないことがたくさんあるので、また改めてお話をお伺いしたいなぁと思いました。機会を作っていただきましてありがとうございます。お伺いの内容が重複したら申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


(細川)この株式会社ろっかーさんという会社は元々いつできたんでしょうか?


(三木)2021年の9月です。9月10日ですね。


(細川)お二人は元々、社長がこの会社作るから来て、っていう感じだったんですか?


(三木)私はそうでしたね。はい。


(西田)僕は参加したのが10月末なので、少し後からといった感じです。


(三木)もともと西田さんはトフチャブ(ろっかーの関連会社)でもお手伝いをしてくれていたので…。


(西田)はい、同じビルの7Fにあるトフチャブさんで作業したりしてました。


(細川)では、今やっているプリント事業とかではなくて、お洋服製作のお仕事か何かですか?


(西田)元々トフチャブさんの社員さんとイベントで出会って仲良くなったんです。家が近いっていうので。プリントはその社員さんが関わっていたので、届けたりしていたんです。


(細川)お名刺に『摺師(すりし)』って書いてあるじゃないですか?あれは、元々そういう職業があるんでしょうか?


(西田)あれは、肩書を作らないといけないということでみんなで考えました。


(細川)えーっ、すごい!!すごくいいネーミングだと思いまして!


(三木)ちょっと、ふざけてますよね!(笑)


(細川)でも、自分の職業を一言で表せるってすごいことだなぁと思います。


(三木)浮世絵の世界から発想を得て…。社長なら代表取締役社長、私ならマネージャーという肩書があるんですけど、その時西田さんにはまだなくて…。名刺って所詮肩書だなぁっていうことで、社長も何でもいいんじゃない!?ってことで、じゃぁ、ちょっとふざけてみる?みたいな感じで決まりました。(笑)


(一同)(笑)


(三木)プリント屋!?とかにしようと思ったんですけど、結局、洋服にプリントを摺る人という意味で『摺師』になりました。


(細川)すごくいいですよね!?センスがすごくあるなと!


(三木)いじられると、恥ずかしいです…。(/ω\)


(一同)(笑)(笑)



(細川)何を摺る人なんだろうと思いますものね!芸術作品のような版画のような作品を摺られるのかなぁと思ったり。でも実はお洋服のプリントする人だというところにインパクトがありますね。


(三木)西田さん、手先がすごく器用な方で。何でも作れるんですよ。


(細川)えー!!プリントだけじゃなくて!?服とか!?


(西田)服は作れます!お洋服の専門学校も卒業していて、元々僕はデザイナーとパタンナーをしていたんです。アパレル企業で。


(細川)レディースですか?メンズですか?


(西田)どちらもです。


(細川)ということは、メンズもレディースもデザインを起こせる、パターンも引ける、縫製もできる、プリントも摺れるじゃぁ、最強じゃないですか!!(驚き)


今展開されている事業は、基本的にはプリント商品を小ロットで提供するというものですよね!?


(西田)はい。


(細川)それは、企業やメーカーさんをクライアントとしてOEMやODMを提供されるサービスなのでしょうか?


(西田)元々私がメーカーさん相手の仕事をしていたので、その分野も後々3人で出来たらいいなとは思っているのですが、僕のようなデザイナーズファッションに興味のあるお客様に利用していただければいいなぁと思いますし、三木さんは三木さんのファッションに近いセンスのお客様が来られて、いろんなタイプのお客様に利用していただけたらいいなと考えています。

ですので、一般消費者、一般ユーザーの方に気軽に利用してもらえるサービスを提供したいなと思います。


(細川)なるほど。もう既に御社の事業は展開していると思いますが、今はどのようなお客様にご利用頂いているのですか?


(三木)コンカフェが多いですね。


(細川)コンカフェ!最近よく耳にしますよね!実は私もごく最近その言葉を知ったのですが…。


(三木)コンセプトカフェの略称です。(笑)


(細川)メイド喫茶などのイメージしか私にはないのですが、展開の形態が多様化してきたことによって、制服や衣装も多様化してきているから、御社のようなサービスが必要になってきたということですね!?


(三木)そうですね。関連会社のトフチャブは、コンカフェの制服•衣装製作などを手がけています。


(細川)御社のプリント商品と、そのコンカフェとはどういうつながりがあるのでしょうか?


(西田)記念Tシャツとかですかね…。グッズとか。


(三木)大阪のお店とかでは、クーポンのようなチップをお客様に販売•配布していて、それを推しのスタッフにチップを渡すというお店があるんです。そして、そのスタッフがチップを100枚集めたら、グッズを作れる制度があったりするんですよ。


(細川)へーーー!!(感心)

それは、誰が作るんですか?誰がお金を出すんですか?


(西田)(三木)お店のオーナーさんです。


(細川)へー! おもしろ!!


(三木)スタッフの方も、チップもらうために頑張っていらっしゃいます。


(細川)で、自分のファンに自分のグッズを買っていただくと。すごく考えられたシステムですね!!(感心)

そこに久保田社長はろっかーさんに出来ることがあると、目をつけられて事業に展開していかれたということですか!!


今、お付き合いのあるコンカフェさんで、1度のオーダーで、Tシャツなんかだったら何枚からお受けになるんですか?


(西田)モノにもよりますが、10枚とかからですね。


(細川)そんな小ロットで受けていらっしゃるんですね!それは、他には出来ない強みですね!


(西田)そうですね。10枚以上は版代も頂かないので、皆さんに知っていただきたい、ろっかープリントのサービスです。

(細川)ところで、話は変わるのですが、ろっかーさんに来られるまで、お二人は何をなさっていたんですか?


(三木)私は今22歳なんですが、2021年の4月からコロナで働くのに苦労しまして。ヒマしてました。


(細川)あっ、そうか!それは大変でしたね!!


(三木)いえいえ、それを理由に呑んで遊んでいただけなんですが…。(笑)


(三木)社長と知り合いを介してお会いして、ヒマしてるなら、手伝ってくれないかということで。


(細川)お洋服が元々好きで携わっていたということですか?


(三木)ということではないです。元々ファッションの関係で働きたかったのですが、私の父も厳しくて…。私は病院、医療関係の仕事だったんです。


(細川)えー!!(驚)


(細川)医療関係(いりょうかんけい)から違う衣料関係(いりょうかんけい)に来たということですか!


(三木)はい。(照)


(細川)モノづくりなどは今までは関わったことは…?


(三木)全くもって、ありません。でも、ファッションが好きだったので、すごくやりがいもあって楽しいです。父にも応援してもらっています。


(細川)いいですね!ちゃんと仕事も出来て、技術も手にして、家族にも応援してもらって。それが一番です!


(細川)西田さんは?


(西田)複雑ですが大丈夫ですか?


(細川)はい、もちろん!西田さんの人となりが知りたいです。


(西田)学生の時に発表した作品にスポンサーが付きまして。そのスポンサーさんのところでレディースのパターンを引いたりしていました。


(細川)凄い!!!学生の作品にスポンサーが付くなんて!!

そこで、スポンサーさんの元でオリジナルブランドを立ち上げたということですね?


(西田)はい、そうです。でも、1年でスタッフたちとケンカ別れしちゃったんですけど…。


(西田)それから、25歳の時に、祖父時代から経営している鉄工所を手伝って欲しいと従兄弟に言われまして、一時期ファッションを離れていました。でも、やっぱりやりたいことと違うって思って、またアパレルに戻ることになります。その、アパレルメーカーでプリントに携わる事になりまして…。


(細川)それがプリントとの出会いということですね。


(西田)はい、そうです。そして、そのアパレルメーカーの資材や設備などをすべて買い取るような形で、プリント業務を自分でやるようになったんです。今、プリントを自分で始めて4年経つのですが、その頃に久保田さん(社長)と出会って今に至るところです。


(細川)西田さんは、紆余曲折ありながら、一時期はファッションを離れたんだけど、結局はファッションに戻ってきて、ヘッドハンティングされてロッカープリントの摺師になると。まさに天職ですね!将来的には、お二人には是非オリジナルのお洋服を作って欲しいと思います。

(細川)でも、すごいですね!!全然違うタイプのお二人が、全然違う境遇を経て、年齢も性別も違った中で、社長と出逢われて。今後、楽しみしかないですね。


(西田)(三木)ありがとうございます!


(細川)最後に、今後将来こんなことがしたいなということがあれば、聞いておきたいと思います。恐らく社長は何でもやらせてくれると思うのですが。


(三木)学校の制服を作りたいというのはあります。


(細川)なるほど!すごいですね。近い将来、ろっかーさんのデザインした制服を着た高校生や中学生を見るのが楽しみですね!


(細川)本日は興味深い話をありがとうございました。是非これからも応援してまいりますし、また近況をお知らせいただければ幸いです。ありがとうございました。


(西田)(三木)ありがとうございました。





― インタビューを終えて ー


本当にお二人は年代も境遇も違った人生を歩まれてきた中で、自分を磨き、自分を発見し、すごく個性を活かしたサービスをなさっているなぁ、と実感いたしました。そして、その個性を見つけ、温かく見守りつつも、お二人を引っ張って行っていらっしゃる久保田社長のお人柄を垣間見ることが出来たなぁと思っております。


『えんとつ町のプペル』の原作者である西野亮廣さんが、以前ネット番組で語っていらしたことを思い出しました。

「面白いことをできるのは若者だけ、アイデアも行動も。でも若者にはお金がない。おっさんはお金は持っているが、面白いことを何一つできない。だからおっさんは若者に投資をして若者を通じて面白いことを体験すべきだ。」


私も、若者を通じて面白いことを体験できるよう、投資できる身分になりたいと思います。



株式会社ろっかー様のロッカープリントは、ユーザーが気軽にオーダーできるシステム。

多彩なプリント技法、カラー展開、そして10枚以上は版代無料と、小ロットと短い納期で対応してくれます。そして、摺師の西田さんはレディース・メンズのアパレルメーカーでデザイナー、パタンナーを務めた洋服のプロ。どの素材にはどのプリント技法が向いているなどアドバイスも的確。もちろん、三木さんの女性ならではのきめ細やかな対応は女性のユーザーにも安心。個店のオリジナルグッズ、インスタグラマーさんやインフルエンサーさんのオリジナルTシャツ、サークルやグループ、学校などのイベントごとに是非!!LINE公式アカウントからお問合せできます。まずは友だち登録を。



ロッカープリント(株式会社ろっかー)

〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2-5-5

LINE公式アカウント:https://page.line.me/?accountId=313yxuhk

【BUSINESSスーパースター列伝】の新しい投稿情報や、インタビューを受けていただいた企業の情報もお伝えしてまいります。登録はこちら。